【お仕事紹介】廃棄物対策課職員の１日～大卒・化学・３年目～
こんにちは、人事課のSです。今回は「化学技師」のお仕事紹介です。
環境衛生の監視業務や、水質管理業務を担う化学技師は、保健所や環境部、上下水道局が主な配属先となりますが、今回は、環境部廃棄物対策課に勤務するSさんにお話を伺いました。
では、どうぞ！
🌾どんな仕事をしていますか？
廃棄物対策課は「産業廃棄物担当」と「監視・指導担当」に分かれており、私は産業廃棄物担当に所属しています。主な業務は、産業廃棄物処理業者への指導監督や、処理施設が適正に維持管理されているのかの検査、法律に基づく届出の受理を行っています。
そもそも「産業廃棄物」とは、工場や事業で出るごみのことを言い、日本全国で１年に約４億トン（東京ドーム約1,054個分）という膨大な量が発生し、約半分が処理業者によってリサイクルされています。そのごみが適正に処理・管理されているか立入検査を行うことも業務の一環です。
🌾一日の業務の流れを教えてください。
８：３０ メール、掲示板チェック、その日検査する現場を資料で事前確認。
９：３０ 立入検査出発（向浜や土崎など、日によって行先は様々）
１１：３０ 帰庁（着替え、書類整理）
１２：００ 昼休憩（職場で注文できるお弁当を食べたり、持参することが多いです）
１３：００ 立入検査報告書作成（当日検査した現場の状況をまとめます）
１４：３０ 業者からの届出、申請書のチェック（内容に誤りがないか、必要な添付書類が揃っているかなど、細かくチェックします。）
１６：００ 他都市や国からの照会対応（日々メールで様々な照会がくるため、その回答を作成します）
１７：１５ 退庁
🌾就職で秋田市役所を選択した理由を教えてください。
就職活動の際、私は秋田市役所のほかに、秋田県庁と民間企業１社の受験をしました。その中で、秋田市役所を選択したのは、居心地がよく、ちょうどよく住みやすい秋田市を拠点として、生涯生活していきたいと思ったからです。
秋田市は秋田駅を中心として商業施設が充実しているほか、千秋明徳、中通、南通、川反など、行こうと思えば自転車一本で冒険できます。そんな中に、千秋公園のハスや桜があり、街のいたるところに自然があふれています。大都会ではなかなかない、街と自然のバランスが素晴らしいと感じています。
私の地元はにかほ市で、大学進学を機に秋田市へ住み始めました。秋田市の様々なイベントや体験に触れながら生活していく中で、どんどん秋田市に魅了され、秋田市役所で働きたいという気持ちが芽生えました。秋田市と秋田市民のために働きたいという思いとともに、私自身が、住みやすい秋田市を拠点に生活したいという思いが決め手になりました。
🌾入所してから感じたギャップはありますか？
市役所は堅いイメージがありましたが、実際は気さくな先輩方が多く、なんでも優しく教えてくれます。
職場はオープンフロアなので、お昼は落ち着いて休めないイメージがありましたが、お昼になると、執務スペースは電気が消えるため、１時間の休憩でしっかりリフレッシュできることに安心しました。
🌾やりがいを感じるときはどんなときですか？
特にこの仕事が！と特筆する業務があるというよりは、すべての仕事でやりがいを感じています。安心して暮らすことができる秋田市を、自分がする仕事で日々裏から支えているという気持ちがモチベーションです。
🌾逆に大変だなと思うことはありますか？
廃棄物処理業者が、法令を遵守した施設の運用をしているか、廃棄物を適正に処理しているかなどを日々の立入で細かく見て、守られていない事業者へはその場で適切な指導をする必要があります。月に何度も行う業務ですが、事業者によって施設の種類が様々あるため、見るべきポイントは毎回異なります。経験が物をいう仕事でもあり、事業者への指導は最初は難しく、苦戦しました。
🌾大学で学んだ知識はどのように生かされていますか？また、わからないことがあったときにはどのように対応していますか。
大学では化学を専攻しており、水質についての研究をしていました。当課では、水質が各項目の基準値を満たしているかを検査する業務があります。各項目には、ベンゼンや六価クロムなどの化学物質があり、それをすんなり理解できたため、そこで大学の経験が生かされたなと感じます。わからないことがあれば、法律、テキストなどを読み調べ、それでもわからなければ上司に聞くなどして対応しています。
🌾お休みの日はどんなことをして過ごしていますか？
休みの日はよくドライブに行き、秋田市内のおいしいラーメン屋さんや食堂を探して食べに行きます。６～１０月までに付与される夏期休暇などで、長期の休みを取れたときには、好きなアーティストのライブや野外フェスを観に、県外まで出かけることもあります。
🌾受験を検討している方へ、一言お願いします！
私は化学技師として採用され、廃棄物対策課の職員として勤務していますが、市民と密接にやりとりしたり、秋田市のまちづくりに直接的に関わって人目を引くような業務をしているわけではありません。化学技師の主な配属先としては、環境部や上下水道局がありますが、どちらかというと、裏方仕事がメインです。
しかし、環境部は秋田市の美しい景観や、住みやすく綺麗な秋田市を保つために働き、上下水道局は秋田市のインフラを日々支えており、秋田市にとって必要不可欠な存在です。秋田市の縁の下の力持ちとして、秋田市を支えたいと思う方は、ぜひ、技師として秋田市への就職を検討してみてください。
一緒に働ける日を楽しみにしています！