【入所1年目に聞く!】企画調整課・大卒・行政
こんにちは!
若手チームのKです。
今日は、2021年4月に入所し、企画調整課・企画調整担当で働き始めたSさん(大卒・行政職・男性)に、秋田市役所の業務や公務員試験などについてインタビューしたのでご紹介します。
🌾どんな仕事をしているんですか?
企画調整課には、企画調整担当、新文化施設整備担当、国際・都市間交流担当、公立大学法人担当、庶務・経理担当、企画調整担当があります。私が所属している企画調整担当では、総合計画・推進計画の作成や全国市長会に関する業務、国・県への要望の取りまとめ等、多くの種類の業務があります。私はその中でも、
①他の自治体や民間企業等からの調査への回答や他の課への回答依頼などを行う照会業務
②市長・副市長・部長等が参加する庁内会議の事務局業務(会議開催通知の発行、資料配布等)
などをメインで行っています。他にもたくさんの種類の業務があり、内容も難しいものが多く、毎日必死に頑張っています。
🌾秋田市役所を受験した理由を教えてください!
私は横手市出身で、秋田市には住んだことはありませんでした。しかし、買い物や映画鑑賞、プロ野球の試合、部活動の開会式や試合等で、平均すると2ヶ月に1回程度秋田市を訪れていました。そのため、私にとって秋田市は、特別なイベントがあるときに来られる憧れのまちでした。また、秋田県が大好きでもある私にとって、その中心地である秋田市で暮らしたいという思いは、大学進学で秋田を離れてもなお強くなっていました。市外出身者からの視点は、市職員として働く上では武器になると思いましたし、好きなまちで働けることは、仕事の原動力にもなるものだと考えたため、秋田市役所の受験を決めました。
🌾実際に秋田市に住んでみてどうでしたか?
実際に住むまでは、イオンや秋田駅周辺など、商業施設を訪れることがメインで、市内を歩いて散策したことは一度もありませんでした。しかし、千秋公園周辺や通町商店街などを歩いてみて、自然の雰囲気があったり、昔ながらの雰囲気があったりなど、場所によって様々な顔を持っているまちだと感じました。また、その雰囲気は昼と夜、そして季節によっても異なっていて、住んでいてとても楽しいまちだと感じています。
🌾一日の業務の流れを教えてください
8時30分の始業に合わせ、8時15分頃に市役所に到着し、メールやスケジュールの確認から業務開始となります。企画調整担当はほぼ毎日デスクワークですが、適時、担当内の打ち合わせやレクチャー、庁内の会議等があります。
昼休みは、市役所の2階の食堂や1階のコンビニで購入して昼食を済ませます。ときどき、同期や先輩と市役所の近くにあるラーメン屋さんなどに行くこともあります。
17時15分に終業のチャイム(秋田市記念市民歌)が流れ、帰宅となります。
🌾入所後、どんなことが大変でしたか?
①電話応対
電話の用件以前に、どこに所属している誰からの電話なのかを聞き取ることに苦労しました。また、聞き取れなかった際に、名前や用件等を聞き返すことを失礼なことだと思い込み、担当者への伝言を正しくできなかったこともありました。それでも、かかってきた電話には積極的に出るようにした成果もあり、今では、所属や名前、用件を聞き取る力も付いたうえに、聞き取れないことがあっても聞き直す勇気が身に付きました。
②用語の理解
電話や打ち合わせ、先輩方の会話に出てくる言葉の意味が分からないことが未だに多くあります(特に議会関連)。時間の経過とともに知識は付いてきていると感じていますが、時事の勉強も兼ねて、新聞をじっくり読むようになりました。
③担当業務に関連した部長や課長等への説明(レクチャー)
仕事に就くまでは、自分の考え・意見を述べる機会はあったのですが、何らかの事項について他人に説明するという経験をあまりしてきませんでした。そのため、部長や課長に担当業務の説明(レクチャー)を行う際に苦労しています。説明に使う資料の作成、説明順序、言葉遣い等、先輩職員の姿を見て学んでいます。
🌾入所後に感じたギャップについて教えてください!
入所前後でイメージが変わった点についてまとめました。
🌾1年目の職員に対する指導・研修はどんなものがありますか?
新規採用職員1人に対し、所属担当から「受入担当者(OJTともいう)」という先輩職員が1人ついてくれます。業務内容について、一から十まで指導をしてくださるというよりも、仕事を進めながら分からないこと・確認したいことがあったときになんでも相談できる先輩職員のことです。また、受入担当者のみでなく、誰にでも質問可能ですし、質問しやすい雰囲気があります。
新規採用職員の研修については、入所年度の4・7・9月に3回の新規採用職員研修があります。このほかにも、「選択研修」という、自ら受講したい科目を選んで研修を行うことができる研修もあります(選択研修の例…電話応対、ビジネスマナー等)。
🌾入所前はどんな仕事に興味がありましたか?
高齢者の社会参加や地域交流を促すような取組をしてみたいと思っていました。大学の研究で、秋田市が掲げているエイジフレンドリーシティを知り、その理念である「高齢になっても地域を支える側として活動、活躍できるまちの実現を目指す」といった角度から高齢化社会に対するアプローチをしていることに感銘を受けたことがきっかけです。
🌾公務員試験の勉強方法について教えてください
<筆記試験対策>
筆記試験対策を始めたのは、大学3年の5月です。それ以前から市役所職員として働きたいという気持ちはありましたが、1年間みっちり勉強しようと考えていたので、この時期からスタートしました。同じように公務員を目指している人がどういう状況で勉強を進めているのか、また、周りの刺激を受けながら勉強したいと思っていたので、公務員対策ができる予備校に通いました。
勉強時間は、試験が近づくにつれて少しずつ増えていきましたが、平均すると一日3~4時間ほどだと思います。講義を一回聞いたり、問題集を1周するだけで覚えられるタイプではないので、最低基本レベルの問題に関しては、解けるようになるまで何度も問題集を繰り返しました。
公務員試験は時間勝負であり、難しい問題が出たときも「周りの受験者も解けない」というくらいの強気のメンタルでいくことが重要だと思いますし、実際にそうだと思います。それでも周りとの差をつけるためにも、基本レベルの問題は絶対に落とさないように対策すること、そして、基本レベルができるようになったら1ランク難しい問題にチャレンジすることが、筆記試験対策では重要になることだと思います。
<面接試験対策>
面接対策についてですが、新型コロナウイルスの影響により、予備校の面接対策はオンラインのみとなってしまいました。しかし、本番の試験は対面だったので、就職支援センターで対面の面接対策を受けました。こちらは公務員試験対策専門ではありませんでしたが、3回ほど模擬面接をしてもらいました。
本番でどのくらい緊張するかは自分でも予想がつかないので、話したい内容について文章で暗記することは非常にリスクがある事だと思います。そのため、面接官に伝えたい最低限の要素をしっかりおさえておくためにも箇条書きの想定問答を用意していました。本番はとても緊張しましたが、この方法のおかげで、発言に詰まることもなく、自分をアピールできたと思います。
🌾最後に一言お願いします!
秋田市で暮らし始め、そして、秋田市役所に入所してまもなく1年が経ちますが、市や市役所については知らないことの方が多いです。だからこそ、日々新しいことに触れることができ、刺激のある毎日を過ごすことができています。そして、そんな毎日の仕事が市のため、市民のためになるこの仕事をとても魅力的に思っています。秋田市出身の方であっても、市の職員という立場に立つことで、新たな秋田市の良いところを発見できるかもしれませんし、もし悪いところを見つけたときでも、仕事を通じて改善できる可能性があります。
私は市役所職員として1年目であると同時に、社会人1年目でもあり、他の仕事との比較はできませんが、仕事内容、職場環境、秋田市での生活等の全てを含めて、充実した毎日を過ごしています。秋田市のために一緒に働いてくださる方の入所をお待ちしています。
Sさん、ありがとうございました。
【2022年2月インタビュー】
※業務内容等はインタビュー当時のものです