【お仕事紹介】公園課職員の1日〜大卒・行政・5年目〜
こんにちは、人事課Sです。
今回は、建設部公園課で働くKさんにインタビューを行いました。これまで度々、「公務員に異動はつきもので、異動すると転職したようにも感じる」というお話をしてきましたが、その意図は決して知識を蓄積していけない、とか、それまでがすべてリセットされるとか、そういった意味ではありません。市役所職員として必要な知識を蓄積しつつ、それまで関わったことのない幅広い分野に挑戦しながら、成長できる職場だと思っています。
そんなお話も踏まえて、今回のKさんのインタビューをご覧ください😊
🌾どんな仕事をしていますか。
私が所属している公園課では、市民の皆さんが安心、安全に公園を使用していただけるように、公園の整備や維持管理等を行っています。課内の技術職の職員は実際に公園に赴き、現場を確認することがありますが、行政職の私は、主に課内の庶務や公園の使用許可申請に対する許可書発行業務、公園で行っている「さくらファンド」の寄付受納業務等の事務作業を行っています。
🌾一日の業務の流れを教えてください。
必ずしも毎日同じ業務ではありませんが、とある金曜日の業務です。
🌾やりがいを感じるときはどんなときですか。
市民の方、職員等、人に感謝されたときはとてもやりがいを感じます。
例えば、私が対応したお客様から、お礼の手紙をいただいたときは、達成感がありました。自分にとってはいつもどおりのことで、些細な行動でも、相手の印象に残る可能性があるのだなと感じた出来事でした。
🌾逆に大変だなと思うことはありますか。
市役所は基本的に法律等を遵守し、業務を行っていますが、法律や条例、規則がすべての事象を完璧に網羅しているわけはなく、協議が必要な案件が発生した場合に、市としての方針を決定していくプロセスはとても大変だと思います。決まりきったことだけではなく、柔軟に対応していくことの難しさを感じています。
🌾公園課には、行政職だけでなく、いろいろな職種の職員がいると思いますが、職種の違う職員と一緒に仕事をするのはどうですか。
職種の違う方と一緒に仕事をすることで、勉強になると思うことがよくあります。公園課内には技術職の職員が多く、日々、現場に出向いて作業を行っていますが、現場でしか知り得ない情報や、知っておいたほうが良いことを課内で共有してくれるので、知識の幅がとても広がります。
🌾Kさんは異動は経験しましたか。
異動は令和6年4月に初めて経験しました。
異動前は入所から4年間、「生活総務課」で市民生活部をまとめる「連絡調整課」の職員として、部内宛の依頼や照会等のとりまとめや、課内の庶務経理を行っていました。
異動後の公園課は、初めての異動だったこともあり、とても緊張していましたし、業務内容もガラリと変わると思っていたので、不安なことだらけでした。実際に異動してみて、もちろん全く同じ業務ではなかったですが、異動後も庶務関係業務を任せていただけたこともあり、異動前に経験していたことが生かされる場面も多いなと思います。
🌾異動で業務内容が変わりつつも、蓄積していける知識も多くあるということですね。
はい、そのように考えています。
もちろん、職場の数ほど業務があるため、異動したことで新たに覚える必要のある知識は多く、それは避けては通れない道だとは思いますが、それまでの知識が全く通用しないかと言われるとそうではないと考えています。例えば、前の課で毎日のように使用していた会計システムを、異動後も使用する機会があります。これまで蓄積してきた知識があるおかげで、一から学び直す必要はありません。
わかりやすい一例として、会計システムのお話をしましたが、異動してもそれまでの知識を活用できる場面は多くあり、これまで覚えてきたことは無駄にはならないと感じています。
🌾秋田市役所で働いていて良かったなと思うことがあれば教えてください。
竿燈まつりや大森山動物園など、秋田市を堪能できるもの・ことはたくさんありますが、実は公園課に配属されるまで、秋田市外の出身ということもあり、有名な観光スポットのひとつである千秋公園に訪れたことは一度もありませんでした。千秋公園は公園課で所管している場所なので、異動をきっかけに初めて訪れました。
初めては桜の時期で、満開の桜並木を見て、とても癒やされたことを覚えています。時期をずらせば、夏には令和6年度に完成した遊歩道から蓮を間近に感じられ、秋には鮮やかな紅葉を楽しむことができることを身をもって体験し、同じ場所でも、毎回新しい発見があることがわかりました。
秋田市で働く期間が長くなるほど、いろいろなもの・ことに触れる期間が増え、その度に秋田市の新しい一面を発見できるため、飽きることなく働くことができる場所だということは、とても魅力的に感じています。
🌾同期とのつながりはどうですか。
私はコロナ禍での入所だったため、最初の頃はコロナの感染防止対策で集合研修などが少なく、あまり関わりがなかったのですが、対策が緩和され始めてからは、徐々に同期とランチや飲み会に行くことができるようになってきました。
今では、他の課所室の業務に関することで質問があれば、真っ先にその課所室にいる同期に連絡しています。やはり同じ出来事を同じ時期に乗り越え、悩みを共有してきた同期は、私にとって気兼ねなく話すことができる特別な存在です。
🌾受験を検討している方へ、一言お願いします!
正直な話、私が受験をした時のことを今思い返せば、回答に困った質問は「入所後どういう業務をしたいか」という、どこの受験をしても当然きかれるだろう質問でした。インターンシップにも参加していなかったし、周りに知り合いの秋田市職員もいなかったので、市役所の具体的な実情を知らないまま、漠然とした回答をした記憶があります。秋田市公式noteでは、そういった悩みを解決する、さまざまな課所室の業務に関する記事を見ることができます。
ぜひ、自分だけの「やりたい・やってみたい」を見つけてください。応援しています!