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【お仕事紹介】廃棄物対策課職員の1日〜大卒・機械・5年目、6年目〜

こんにちは、人事課Sです。
今回は廃棄物対策課で働く「機械技師」のYさん(入所5年目)、Kさん(入所6年目)にお話をききましたので、紹介します😊


🌾どんな仕事をしていますか。

(Kさん)
 わたしたちは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき、廃棄物処理業や廃棄物処理施設設置などに係る許認可事務を行ったり、許可を得ている事業者の施設が適切に管理・運営されているかについて、現場で確認するのが主な業務です。電話や窓口で、市民の方や事業者の方からの廃棄物に関する質問、相談に適切に対応することや、不法投棄に関する通報への対応、地域のパトロールも重要な業務です。
 目立つ仕事ではありませんが、産業廃棄物の適正処理の促進や不法投棄への対応など様々な観点から、環境負荷を低減するための取り組みを行うことで、秋田市を支える仕事をしています。

🌾一日の業務の流れを教えてください。

(Yさん)
その日によって違いますが、概ね以下のとおりです。
8時30分〜
 個人・課所室それぞれのメールを確認したり、回議されている文書の確認を行います。それが終わったら、午前中は現場の巡回を行うことが多いです。
12時00分〜
 昼休憩をとります。
13時00〜17時15分
 打ち合わせや、書類の作成を行い、17時15分で終業します。

(Kさん)
わたしは勤務シフトを早番にしていて、勤務時間が7時45分から16時30分までです。
7時45分〜 
 メールを確認し、新たに対応すべき業務の有無を確認します。同時に、今日中にやるべきこと、来客予定、外勤予定など、当日の詳細なスケジュールを再確認し、1日の流れをイメージしておきます。
8時00分〜12時00分、13時00分〜16時00分
 基本的には組み立てたスケジュールどおりの業務となるよう調整しつつ、各種許認可事務や書類作成、現場立入検査を行います。必要に応じて、廃棄物処理法の勉強もします。一人では解決が難しい案件などは、担当全員に相談し、解決策を考えます。
〜16時30分
 
翌日以降の大体のスケジュール(業務だけでなく休暇も)を確認します。翌日中にやるべきことなど、必要に応じて明日以降の自分へ業務を託すためのメモ等を作成し終業します。

🌾民間企業等への就職は検討しましたか。秋田市役所を選択した理由を教えてください。

(Yさん)
 民間企業への就職も検討しましたが、公務員として地域社会に貢献したいと考え、秋田市役所を選択しました。個人的には、都会と比べて人が少ないことはメリットに感じており、落ち着いて住みやすい環境であることは大きな魅力でした。
(Kさん)
 わたしも、検討しました。数社程度ですが、採用試験も受けました。当時のわたしの就職活動の軸は、「わたしが生まれ育った場所であり、たくさんの親しい人たちが生活する秋田市をより良くするための仕事がしたい」という信念でした。民間企業へ就職してもその軸は変わりませんでしたが、「会社の製品を通じて」や「企業活動が巡り巡って」という形で間接的に秋田市へ何かを還元するよりも、秋田市職員の一員として、直接的に秋田市をよりよくするための仕事に携わることが、自分の軸に合うと思ったため、秋田市役所を選択しました。

🌾入所してから感じたギャップはありますか。

(Yさん)
 技師として入所したため、現場での作業が多いイメージを持っていましたが、現在配属されている廃棄物対策課はデスクワークが多く、その中でも特に法律に基づく業務が多いことに驚きました。法律を読み、解釈する必要があるため、最初は苦戦しました。
(Kさん)
 確かに、デスクワークも法律を読むことも多いです。
 わたしの場合、役所は、その法律をどこまでも厳格に、ただ粛々と執行する人ばかりというイメージがありました。実際は、定めの中であくまでも相手に寄り添い、相手の思いや気持ちも勘案し、時と場合に応じた柔軟な態度で相手に接することができる人ばかりです。

🌾大変と感じるとき、やりがいを感じるときを教えてください。

(Yさん)
 時には市民や事業者から厳しい意見をいただくことがあります。その際には専門的な内容をわかりやすく説明することが求められます。また、事業者に対する指導では、適切な知識とコニュニケーション能力が必要です。法令遵守を徹底しながら、事業者からの協力を得るための説得力が求められ、これが非常に難しいと感じる部分です。
 やりがいを感じるときは、事業者からの相談に応じ、適切に対応できたときです。相談内容や状況はさまざまです。事業者の方からの相談をききとり、状況に応じた法律上の整理も十分に行って、適切に対応できたときには、達成感があります。
(Kさん)
 大変なのは関係法令や条例などの、自分が行う業務の根拠を覚えることです。関係法令を知ることは必須であり、応用も効いて、大変便利な知識ですが、業務以外にはほぼ使うことがありません。日常的に使わない知識を頭に入れるのは、とても難しく、大変に感じています。
 逆にやりがいを感じるときは、わたしの場合は、スポーツでもゲームでも仕事でも共通しており、「自分にとって難易度が高いものをクリアできたとき」です。部署がたくさんあり、異動も少なくない職場なので、大体は異動があるごとに業務内容がガラっと変わります。未経験のことができるようになるには、努力が必要です。それができるようになったときや、得た知識を誰かに教えられるようになったとき、やりがいを感じます。様々なことに挑戦できるこの市役所の環境にやりがいを感じています。

🌾大学で学んだ知識はどのように生かされていますか。また、わからないことがあったときはどう対応していますか。

(Yさん)
 機械設備で学ぶ力学や製図などの知識があると、業務で関わる事業者との間で使われる専門用語の内容が理解しやすかったり、図面を見る業務があれば頭に入りやすいです。廃棄物の分類にも役立っています。また、エクセルのスキルも業務を円滑に進めるためには有用です。
 ただ、極端なことを言えば、入所当初から完璧でなくても大丈夫。大学で得た知識が無駄という意味ではなく、あればもちろんプラスになりますが、無くてもマイナスにはなりません。わからないことがあれば、専門書を読んだり、上司や同僚に相談したりして解決します。

(Kさん)
 わからないことがあるときは、わかりそうな人に教えてもらうのが最適だと思っていますが、そのようなときの自分なりのルールがあります。まずは「何がどのようにわからないのか」、「自分の考えはどうなのか」を相談相手に言葉で伝えられる程度まで整理することです。そうすることで、ただ聞くだけではなく「自分はこう考えているが、実際はどうか。」と議論をできる形で質問ができ、自分がだけでなく相手の成長にも繋がると思っています。

🌾お休みの日はどんなことをして過ごしていますか。

(Yさん)
 趣味でプログラミングをしています。気分転換にゲームをすることもあり、これらの活動で翌週の活力をチャージしています。ストレス発散のために筋トレもしています。
(Kさん)
 ウェイトトレーニングで身体と心を鍛え、パソコンゲームでのんびり遊びます。冬はスノーボードをします。

🌾受験を検討している方へ、一言お願いします。

(Yさん)
 市役所の仕事は地域社会に直接貢献できるやりがいある仕事です。安定した雇用環境の中で、多くの経験を積み、自己成長を実感できる場でもあります。職務経験採用枠で入る人も多く、さまざまなバックグラウンドを持つ同僚と、共に働けることも魅力です。挑戦する価値は十分にあると思います。ぜひ頑張ってください!
(Kさん)
 秋田市役所で働くということは、よほどの理由がなければ秋田市に住むことと同義です。「秋田市が好き」というだけの動機だとしても、ここで働く理由には十分だと思います。どの部署でどんな業務を行うかなどの具体的な情報などは、あくまで参考程度でいいと思います。どの部署でも、その本質は、秋田市をよりよくするために貢献していることに変わりないからです。
 個人的には、自分が秋田市のために働きたいかという気持ちが最も大切であり、それがすべてとも考えます。秋田市が大好きな方と、一緒に楽しく働けるのを楽しみにしております!

※今回の記事の写真撮影にあたっては、立入先の事業者のみなさまにもご協力いただきました!ご協力ありがとうございました😊