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【お仕事紹介】上下水道局水道建設課の1日〜高卒・土木・6年目〜

こんにちは、人事課Sです😊
今回は、上下水道局水道建設課の土木技師、Kさんにお話を伺いました。上下水道局は秋田市山王の本庁舎とは別の秋田市川尻にあります。生活に必要不可欠な秋田市の水を支える仕事をしています。
それでは、ご覧ください。


🌾どんな仕事をしていますか。

 水道建設課は水道計画係、整備第一係、整備第二係とわかれています。
水道計画係は次年度以降の工事計画や、大口径の水道管の更新工事の設計・積算を、整備第一係は道路やガス等の他の工事の支障となる水道管の移設工事の設計・積算を担当しています。
 私が所属する整備第二係は、古くなった水道管を地震に強い耐震管に更新するための設計・積算、水道管整備工事の監督員としての現場管理が主な業務です。

🌾一日の業務の流れを教えてください。

 通常、市役所での勤務は8時30分から17時15分までですが、私は時差出勤制度を利用し、7時30分から16時15分までの勤務です。
7時30分〜
 出勤、メールチェック、当日のスケジュール確認
8時30分〜
 次に控えている工事の設計・積算、現地調査、担当工事の現場代理人へ現場の進捗状況を確認
12時00分〜
 昼休み(持参したお弁当を食べることも多いですが、近くのラーメン屋に食べに行くこともあります)
13時00分〜
現場工事(断水工事)
〜16時15分
翌日のスケジュール確認後、退勤

 実際の現場の工事は受注した業者が行いますが、事故なく、安全に作業しているか、パトロールなどの目的で工事に立ち会うことも多くあります。また、断水作業があるときは、水の流れを遮断する「仕切弁」というものを操作しますが、この仕切弁の操作は水道局職員でなければできないため、断水の度に現場で仕切弁の操作をしています。病院や飲食店がある関係で、日中の断水工事ができない場合は、夜間(22時〜翌4時)作業がある場合もあります。

🌾夜間の作業があるのは大変そうですね。その日は日中も仕事をしているんですか。

 夜間作業の日は作業する日のお昼過ぎに現場に行き、段取り確認をしたら定時で一度帰宅して、時間に合わせて再度出勤します。
 翌日は水の濁りなどの報告がないか、夜間では暗くて見えない現場の清掃状況はどうかを確認し、なにもなければお昼からは有給休暇を取得しています。
 夜間作業をした際の手当については、時間外勤務手当のほか、特殊勤務手当(夜間作業)というのが支給されています。

🌾工事の立ち会いの際、業者の方と明るく談笑する姿も印象的でした。仕事で関わる方たちと良い関係を築くために心がけていることはありますか。

 レスポンスの早さと、わからないことがあれば業者さんに聞いてみるということは意識しています。一つの現場が始まれば何ヶ月も一緒に仕事をしていくことになりますので、まずは信頼関係を築くのがなによりも大事だと思っています。その信頼関係はいかにお互いが仕事をしやすく進めるかで左右されると思いますので、そのような点でレスポンスの早さは意識しています。
 また、市役所の職員は数年で異動があるため、正直、現場については現場で様々なことを経験している業者さんの方が詳しいと思っています。現場についてわからないことをそのままにせず、質問することで知識が得られるのと同時に、業務上の会話がスムーズに伝わります。
 こういったことの積み重ねで良い関係を築けているのではないかと思っています。

🌾就職先として、秋田市役所を選択した理由を教えてください。

 私の場合は少し特殊で、最初は秋田市教育委員会で臨時職員として勤務をしていました。職員の先輩方の働く姿を見たり、プライベートでも関わっていく中で、「この先輩方と一緒に働きたい!」と思い、秋田市役所の受験を決めました。

🌾やりがいを感じるときはどんなときですか。

 水道工事は工事が終わっても、目に見えるところがきれいになるわけではないため、ほかの土木工事や建設工事に比べると、自分が工事に携わったんだという実感は少ないかもしれません。それでも、生活に欠かせないライフラインである水道管を耐震管に更新したことによって、災害が起こったときの被害が少なかったとなれば、そのときには一番やりがいを感じることになると思います。

🌾逆に、大変だと思うときはありますか。

 設計するときには、毎回同じ設計をすれば良いということではなく、その場所に応じた設計が必要です。断水するときには、地域住民の水の使用を制限していることから、限られた時間の中での作業となるうえ、現場では想定外のことが起こり得ますので、その時の対応には苦労することもあります。
 ですが、先輩、後輩関係なく協力して設計や作業をするため、さまざまな経験を次に活かすことができるようになっていると思います。

🌾被災地への派遣も経験したとききました。どんな仕事をしてきましたか。

 令和6年1月1日に起こった能登半島沖地震への被災地派遣で、1月末と4月初めの2回、被災地へ行きました。
 1回目の派遣では、断水地域への給水車での給水活動、2回目の派遣では、水道管の漏水箇所の調査、復旧工事を行ってきました。
 2回目の派遣で、石川県の方々が涙を流しながら感謝をしてくれる姿を目の当たりにして、毎日お風呂に入って、毎日洗濯ができることが当たり前ではないのだと実感するとともに、生活に無くてはならない水を扱う職員として、今、従事している仕事が、人の役に立っている仕事なのだという実感をすることができました。

🌾プライベートはどんなことをして過ごしていますか。

 仕事終わりや休日は外部コーチとして中学校でバスケットボールを教えています。また、秋田市役所バスケットボール部にも所属しており、練習や大会に出て汗を流しています。インスタグラムも開設しているので、ぜひみてください。毎年8月には全国大会に出場し、さまざまな都市に行くことができるのも楽しみの一つです。もし、バスケが好きな方が入所した際には、プレイヤーもマネージャーも大募集していますので、バスケ部でお待ちしています!!!🏀

🌾受験を検討している方へ、一言お願いします。

 秋田市の公式noteでは、さまざまな職員の仕事が紹介されています。この記事を読んでくれているということは、他の記事もすでに読まれている方も多いかとは思いますが、秋田市役所職員と言っても、仕事は配属された課によって大きく異なります(私も、他の職員の記事を読んで、こんな仕事をしているのかという発見がありました)。
 これからもさまざまな課の仕事紹介がされると思いますので、記事を読んで、秋田市で働きたい!という意欲を高めてほしいなと思います。
 いつか秋田市役所に入所した方の中から、「note読みました!」と言ってもらえる日が来ることを想像しながら、みなさんの入所をお待ちしています!


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